新型コロナウイルス感染症の新しい検査方法として血液を使って行う簡易キットの発売が2020年3月16日(月)から始まります。
血液を使うこの新しい検査方法は、今までのPCR検査とは何が違うのでしょうか?
検査にかかる時間は?
いつから使える?
保険適用は?
そんな新型コロナウイルス感染症の簡易検査キットに関する疑問をわかりやすくまとめてみました!
新型コロナウイルス抗体の有無が血液でわかる新検査方法:どんな簡易検査キット?
大阪市に本社をかまえる大手繊維メーカーのクラボウ(倉敷紡績株式会社)が日本での販売を開始すると発表した簡易検査キット。
日本のメーカーが開発したものではなく、
この抗体検査試薬キットは中国の企業が開発したものです。
クラボウはこの中国企業と提携しているため、中国から簡易検査キットを輸入し日本国内向けに発売することが可能となりました。
新型コロナウイルス感染症簡易検査キットの販売価格はいくら?
出典:クラボウ公式HP
1キット(10検体分)で25,000円(税別)。
1検体あたり2,500円ということになりますね。
クラボウは衛生研究所や臨床検査会社などへの販売を予定しています。
簡易検査キットの発売は2020年3月16日(月)からとのこと。
新型コロナウイルス抗体の有無が血液でわかる新検査方法:どんな検査?
この簡易検査キットで用いるのは、イムノクロマト法。
はい、聞き慣れない言葉です。
やっと「PCR検査(PCR法)」という言葉を覚えたと思ったのに・・・汗
この簡易検査キットを使った検査の流れ(検査方法)をざっくりと説明しますね。
出典:クラボウ公式HP
血液をキットに少量垂らす
↓
試薬をキットに少量垂らす
↓
線(判定ライン)の出方で、コロナウイルス抗体の有無がわかる
つまり、検査を受けたい人は採血してもらうだけということですね。
な、なんて画期的な検査方法。。。
新型コロナウイルス抗体の有無が血液でわかる新検査方法:かかる時間は?
このウイルス検査キットを使うと、検査結果がわかるまでにかかる時間はたったの15分。
インフルエンザの検査並みの早さですね!
新型コロナウイルス抗体の有無が血液でわかる新検査方法:いつから使える?
肝心なのはいつから簡易検査キットが使えるのかということ。
残念ながら現時点では、いつから私たちが簡易検査キットを利用できるようになるのかという情報は出ていませんでした。わかり次第、追記していきます!
新型コロナウイルス抗体の有無が血液でわかる新検査方法:保険適用は?
この簡易検査キットもPCR検査と同じく、保険適用となりそうです。
今はまだこのウイルス検査キットが保険診療の対象となるよう、クラボウが厚生労働省と話し合いをしているところなので、もう少し先の話になりそうですね。
新型コロナウイルス抗体の有無が血液でわかる新検査方法:PCR検査と違う点は?
この抗体検査試薬キットを使う新しい検査方法と、これまでも行ってきたPCR検査(PCR法)はどんな違いがあるのでしょうか?
一番の大きな違いは、調べる対象がちがうという点です。
PCR検査で調べるのは、「新型コロナウイルスがいるか・いないか」ですが、この簡易検査キットで調べるのは「新型コロナウイルスの免疫抗体があるか・ないか」なんです。
その他、時間が大幅に短縮されることや、検査機関の専門員でなくても検査キットを使えること、高額な装置が必要ないこと、などなどPCR検査と比べるといいことばかり。
「そもそもPCR検査ってどんな検査だっけ?」という方はこちらをどうぞ
→ PCR検査の費用はいくら?コロナウイルス陽性陰性の結果までにかかる時間は?
コロナウイルスの新検査方法!血液で検出できる簡易キットの特長や PCR法との違いは何?のまとめ
新型コロナウイルス感染症の新しい検査方法として注目されている血液を使う簡易検査キット。
その特長をまとめると、
- 新型コロナの抗体を調べる検査
- 短時間で検査が可能
- 検査キットを扱うのに専門知識がいらない
- 検査に特殊な装置は必要ない
- 検査費用も抑えられる
- 検査に場所をとらない
まさに、いい事づくしですね。
PCR検査だけでは、新型コロナウイルス検査を受けられる人が限られているので、早くこの血液を使って行う新しい検査方法が普及することを願っています。
コメント