検査件数が一向に増えないPCR検査。
そこで新型コロナウイルス感染症の新しい検査として注目されているのが抗原検査です。
いったいどんな検査?
名前が似ている「抗体検査」とは何が違うの?
メリット・デメリットも合わせて新型コロナの抗原検査について、わかりやすくまとめてみました!
コロナの抗原検査とは?検査方法や所要時間
新型コロナの新たな検査として、希望の光になるのではないかと注目を集めている抗原検査。
ざっくり簡単に説明すると、抗原検査はインフルエンザの検査と同じような検査です。
検査方法はどんなものかというと、
- 鼻の奥の粘膜を取って、その場で検査ができる
- ウイルスがあるかないか調べる簡易検査キット
そして、検査にかかる時間はというと、
- 検査時間はわずか15~30分
という短時間でできます。
新型コロナの抗原検査キットはどこのメーカーのもの?
今回、使えるようになる新型コロナの抗原検査キットは、「富士レビオ」というメーカーのもの。
富士レビオは、みらかホールディングスの子会社です。
2020年4月27日に富士レビオは、簡易検査キットの薬事申請をしたと発表しています。
新型コロナウイルス抗原の簡易検査キットはいつから使える?費用は?
富士レビオが承認申請した抗原検査キットがいつから使えるのかは、まだ決まっていません。
2020年5月13日には、国がこの簡易検査キットを薬事承認する見通しです。
また、薬事承認と同時に保険適用することは決まっているのだとか。
ですが今の段階では、検査費用の具体的な金額は発表されていません。
分かり次第、追記していきます。
抗原検査と抗体検査の違いは何?
わりと最近、抗体検査が注目を浴びていると思ったら、今回新たに抗原検査に期待が高まっていますよね。
なんだか2つともよく似た名前で、違いがよくわからなかったので調べてみました。
抗原検査と抗体検査の主な違いは、「調べるものが違う」ということ。
まず、抗原検査(こうげんけんさ)について。
- 抗原検査で調べるのは、新型コロナウイルスがいるか・いないか
次に、抗体検査(こうたいけんさ)について。
- 抗体検査で調べるのは、新型コロナウイルスの免疫抗体があるか・ないか
抗体検査についてもっと詳しく知りたい方はこちらへ
→ コロナウイルスの新検査方法!血液で検出できる簡易キットの特長や PCR法との違いは何?
PCR検査も「ウイルスがいるか・いないかを調べる検査」なので、検査数強化に抗原検査が期待されているというわけなんですね。
新型コロナの抗原検査:メリット・デメリットは?
新型コロナウイルス感染症の新しい検査として注目されている抗原検査ですが、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
抗原検査のメリット
抗原検査には以下のメリットがあります。
- PCR検査よりも検査費用が安い
- PCR検査よりも検査時間が短い
- ウイルス検査の強化に貢献できる
- 簡易キットのため特別な検査装置は不要
PCR検査の検査件数は伸び悩んでいますが、政府は週20万件の抗原検査の供給が可能だとしています。PCR検査の比じゃないですね!
抗原検査のデメリット
抗原検査には以下のデメリットがあります。
- 簡易検査のため精度が低い
- PCR検査との併用が必要
すでにアメリカで仮の承認を許可したFDA(食品医薬品局)とWHO(世界保健機関)は、抗原検査の偽陰性率(陽性なのに陰性と出てしまう確率)が高いことを指摘しています。
新型コロナの抗原検査の流れ
検査数の増加が期待されている新型ウイルスの抗原検査ですが、上記デメリットにあるようにPCR検査との併用が必要となります。
抗原検査の結果が陰性だった場合、PCR検査を受けることになるということですね。
抗原検査の流れを図で表してみました。
新型コロナの抗原検査とは?抗体検査との違いは何?メリット・デメリットまとめのさいごに
聞き慣れない検査がどんどん出てきますね。
抗体検査もすぐに普及するのかと思いきや、あまり広まっていない印象。
この抗原検査は果たして希望の光となるのでしょうか?
引き続き注目していきたいと思います。
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