サッカードイツ代表の神童ムココって何者?プレースタイルとかポジションが知りたい
ムココはドルトムントの選手かぁ。すでに活躍しているみたいだけど、今後の伸びしろも気になるなぁ・・・
FIFAワールドカップカタール2022のドイツ代表として出てきて初めてムココ選手の存在を目にした方も多いのではないでしょうか。
まだ若干17歳という年齢ながら、これまでに数々の最年少記録を更新してきたユスファ・ムココ選手。
この記事を読むと以下のことがわかります。
- ユスファ・ムココのプレースタイルとポジション
- ユスファ・ムココのプロフィールや市場価値
- ユスファ・ムココの経歴や成績
- ユスファ・ムココが年齢を理由に引退を考えた過去
それでは、早速サッカードイツ代表のムココ選手について見ていきましょう。
ムココのプレースタイルとポジションは?
FIFAワールドカップカタール2022のドイツ代表に選ばれたムココ選手。
ムココ選手のポジションはセンターフォワード(CF)ですが、レフトウイング(LW)やライトウイング(RW)でもプレーできる選手です。
利き足は左足のため、左足でのシュートを得意とします。
ゴール前でのプレーに長けていて、ゴールの大半はこのペナルティエリア内から決めることが多いです。
ムココ選手の強みは、爆速で走れることと、シュートの正確性。
また、ボールを持っていないときの動きも計算しつくされており、ドルトムントがボールを奪い返したときにはいいポジションを取ることができるため、シュートチャンスも多いです。
ムココ選手の走りや、得点の決め方は、元ドルトムントのスーパープレイヤーであるハーランド選手と似ているといった声もあります。
ムココ選手のプレースタイルは、ドルトムントのカウンターアタックスタイルに合っています。
また、ムココ選手はプレスをかけるのも得意。これもドルトムントの戦術に合っているようです。
百聞は一見に如かず、ということでムココ選手のプレースタイルを動画で確認してみましょう。
華麗なるシュートの数々。
これぞワールドクラスのサッカープレーヤーですね!
続いて、ムココ選手のプロフィールについてご紹介していきます。
W杯ドイツ代表ムココのWiki的プロフィール
17-year-old Youssoufa Moukoko has been called up to Germany’s World Cup squad.
If he plays, it will be his first appearance for the senior national team 🤩 pic.twitter.com/LMMapSpPE2
— B/R Football (@brfootball) November 10, 2022
若干17歳でFIFAワールドカップカタール2022のドイツ代表選手に抜擢されたムココ選手。
そんなムココ選手のプロフィールがこちら。
- 氏名 ユスファ・ムココ(Youssoufa Moukoko)
- ニックネーム ココ(Koko)
- 年齢 17歳
- 生年月日 2004年11月20日
- 出身地 カメルーン・ヤウンデ
- 国籍 ドイツ&カメルーン
- 身長 179cm
- 体重 72kg
- ポジション センターフォワード
- 背番号 18
- 利き足 左足
- 在籍チーム ボルシア・ドルトムント
カメルーンの首都ヤウンデで生まれたユスファ・ムココ。
10歳までは、生まれ故郷のカメルーンで祖父母のもとで育てられました。
ムココがドイツに渡るきっかけとなったのは、ムココの父親でした。
1990年代からドイツ・ハンブルクに住んでいたムココの父親は、2014年の夏に息子であるムココをドイツに呼び寄せます。
ここからムココのドイツ生活がスタートしました。
ちなみにユスファ・ムココは、4人きょうだいです。
兄のボレル・ムココもサッカー選手として、コソボのスーペルリーガ「フェリザイ(Ferizaj)」で2022年からプレーしています。
兄弟そろってプロサッカー選手とは、素晴らしいですね!
ユスファ・ムココの経歴・成績
神童と呼ばれ続けるユスファ・ムココ選手の経歴も、これまたスゴイ成績がズラリ!
ユース時代
まずは、ユース時代の華麗なる経歴から。
期間 | 所属クラブ |
2014-2016年 | ドイツ・FCザンクトパウリ |
2016-2020年 | ボルシア・ドルトムント |
2014年に入団したFCザンクトパウリユースでは、ストライカーとして13試合で23得点という記録を作ったユスファ・ムココ。
2016年の7月に、ボルシア・ドルトムントユースに移籍後は、若干13歳ながらU-17ブンデスリーガで活躍しています。
2019–2020シーズンでは、14歳の若さでドルトムントU-19にてプレー。
U-19ブンデスリーガ初戦では、なんと6ゴールを決め、チームの勝利に貢献しています。
2019年のUEFAユースリーグにフル出場したムココは、大会最年少出場記録を14歳302日で樹立。
また、2019年10月23日にはインテル・ミラノ戦でオープニングゴールを決め、ユースリーグの最年少得点王の記録を塗り替えました。
ドルトムントU-17とU-19では、88試合で驚異の141ゴールを決めています。
まさにドルトムントが生んだスーパースターですね!
プロデビュー後
そして、プロデビューしてからも目を見張る成績の数々です。
ユスファ・ムココ選手のプロデビューは2020年11月21日。
なんと誕生日の翌日なので、ムココ選手はこのとき16歳と1日です。
この試合で初ゴールを決め、ブンデスリーガ史上最年少記録を樹立。
さらに、2020年12月8日のUEFAチャンピオンズリーグでは、試合後半に途中出場し16歳18日で大会史上最年少選手の記録を作ります。
2020年12月18日には、16歳28日でブンデスリーガ史上最年少得点記録を打ち立てました。
2021年3月末、練習中に怪我を負ったムココ選手は、シーズン終了まで欠場することになってしまいます。
2021年9月2日に、U-21ドイツ代表としてデビューした試合では、2ゴールを決め、チームは6-0で勝利をおさめました。
これにより、ムココ選手は16歳と268日で、ドイツU-21代表での史上最年少選手、そして史上最年少得点王となります。
16歳でU-21メンバーに抜擢されるとは恐るべき存在ですね。
2022年も活躍し続けたムココ選手、2022年11月にFIFAワールドカップ カタール2022のドイツ代表選手として出場が決まりました。
日本の初戦相手はドイツ。
ムココ選手の存在は、日本にとっては脅威となることは間違いなさそうです。
ムココの市場価値
transfermarkt.comによると、ユスファ・ムココ選手の市場価値は30,000,000ユーロです。(2022年11月9日現在)
現在の為替レートで日本円に換算すると、約43億円!!
今年のワールドカップで活躍すれば、ムココ選手の市場価値も大幅に上がり、ビッグクラブからの注目も高まりそうですね。
ユスファ・ムココが年齢報道で引退を考えた過去とは?
世界の注目を集める若き天才プレーヤー、ユスファ・ムココ選手。
そんなスーパースターが、実はサッカー界から引退を考えるほど悩んでいた時期がありました。
ムココ選手を苦しめていた原因、それは年齢詐称ではないかというマスコミの報道です。
あまりにも人間離れしたスーパープレー、そして数々の最年少記録樹立に、世間は疑惑を抱き始めます。
「ほんとうはもっと年いってるんじゃないの?」「年齢サバよんでるんじゃない?」という噂が飛び交うように。。。
その理由の一つに、ムココ選手の出身地が西アフリカのカメルーンであることが挙げられます。
実はアフリカ人選手の出生証明書となると、根拠のない憶測が飛び交うことも珍しくはないそうですが、ムココ選手は「根も葉もない噂にひどく傷ついた」とドイツの大手新聞社に語っています。
自分の年齢が話題になることが、当初はかなり負担だったようです。
スーパープレイヤーとは言っても、10代の少年。
活躍絶頂期のサッカー選手としてのキャリアを手放したくなるほどですから、相当なストレスを感じていたのでしょうね。
他にも、人種差別的な扱いを受けてきたようです。
そんなメンタルぼろぼろ状態のムココ選手を救ってくれたのは、ユースチームのコーチだったセバスチャン・ゲペルト氏でした。
励まされ続けたムココ選手はある時を境に、世間に注目されることにも慣れ、ピッチでは全てを忘れることができるようになったと話しています。
ユースチームのコーチの支えがなかったら、今頃ムココ選手の活躍を見ることはできなかったかもしれませんね。
苦境を乗り越え、一段とメンタル面でも強くなったムココ選手。
今後の活躍にも目が離せませんね!
ムココのプレースタイルや年齢などのプロフまとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回は、2022年のサッカーワールドカップでドイツ代表メンバーに選出されたユスファ・ムココ選手のプレースタイルやポジションを始め、経歴やプロフィールについてご紹介しました。
伸びしろしかなさそうなムココ選手。今後の活躍にも注目です!
カタールW杯のパブリックビューイングについては、以下の記事で書いています。
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