退職するとなると、最後の日にみんなにお菓子を持って行きたいですよね。
でも、いつ渡すのがいいんだろう?一人ずつ手渡しするの?
菓子折りの相場って?いくらぐらいのを買えばいいのかな?
今まではもらう側だったけど、自分が退職する側になったらどうすればいいのかわからない!と思っていませんか?
この記事では、退職時にお菓子をいつ渡すのか、どうやって渡すのか、お礼メッセージの例文や、お菓子の相場をわかりやすく解説しています。
最後だからこそ印象よくスマートにこなして、新しい環境へ飛び立ちましょう。
退職時のお菓子はいつ渡すのが良い?
退職時にお菓子を渡すと決めても、いつ渡すのか、どうやって渡すのかで悩みますよね。
退職時のお菓子は、最終出社日の夕方に渡すのが一般的です。
そもそも、退職時にお菓子を配るのって絶対なんでしょうか?
実は退職する時にお菓子を配るのは、マナーでもルールでもないんです。
挨拶するのはマナーとして当然ですが、お菓子を配ることに関しては考え方も様々です。
とはいえ、最終出社日にお菓子を用意する人は多いですし、もらう側も悪い気はしませんよね。
それぞれわかりやすく解説していきます。
退職時にお菓子を配るのはマナー?
退職時にお菓子を配るのは「マナー」でも「ルール」でもありません。
でも、一般的に退職時にお菓子を用意する人が多いのも事実。
お菓子を配るのは、お世話になった上司・同僚・後輩に、感謝の気持ちを伝えるのが一番の目的ではないでしょうか。
また、あなたが退職したことによって、多少は迷惑がかかることも考えるとお詫びの気持ちもあるかもしれません。
どのような気持ちでも、お互いに気持ち良く、円満に退職するために配るのが大きな理由です。
笑顔でお別れした方が、退職後に万一どこかで再会しても気まずい思いをしなくて済みますよ。
お菓子はどこまで用意すればいい?
30人くらいの会社であれば全員に、大企業であれば自分が所属していた部署全員に渡せるように用意すれば十分です。
ただし、この場合はできる限り他の人の目につかないように渡しましょう。
基本的には「在職中に自分が関わった部署・人+自分がお礼をしたいと思う人」と考えて用意すれば間違いないです。
お菓子を渡すタイミングはいつがベスト?
お菓子を渡すタイミングは、最終出社日の夕方が一般的です。
有給休暇の消化で、最終出社日と退職日が違う場合はどちらでもよいですが、企業によって習慣が違うこともあるので、前に退職した人と同じようにするのがよいのではないでしょうか。
前の人がどうだったかわからない場合は、詳しい人に聞いてから対応しましょう。
また、終業時間前に渡す場合は、昼休みなどの休憩時間帯を選んだり、忙しい時間帯を避けて、なるべく業務に支障がないようにしましょう。
退職挨拶のお菓子はひとりひとりに手渡しすべき?
退職挨拶のお菓子を一人ひとりに手渡しすべきかどうかは、職場の環境によっても変わります。
ひとりずつ配る習慣がないところもあるでしょうし、そうすることで業務の邪魔になることも考えられます。
また、人数がとても多い職場もあります。
そのような場合は、休憩室などの共有スペースに、メッセージを添えて置いておく方がよいでしょう。
退職日に会えない人への手書きメッセージ例文
休暇中だったり、出張や外出中など、様々な理由で退職日に会えない人もいます。
そんな時は、お菓子に手書きのメッセージを添えると喜ばれますよ。
メッセージを書く時のポイントは、次の3つ。
- ポジティブに感謝の気持ちを伝える。
- 相手を気遣う言葉を入れる。
- 心に残ったエピソードなどがあれば、さらに喜ばれます。
このポイントを押さえて書きましょう。
上司・先輩へのメッセージ例
〇〇部長
これまで大変お世話になりました。
〇〇部長に丁寧なご指導のお陰で多くのことを学び、これまで頑張ってこられました。
本当にありがとうございました。
今後も忙しい日々を過ごされることと存じますが、くれぐれもご自愛くださいませ。
*******
〇〇部長
今までお世話になりました。
入社以来〇年間、〇〇さんには本当に多くのことを学ばせていただきました。
アドバイスや励ましの言葉など、時には厳しく、時には温かくご指導いただき
本当にありがとうございました。
〇〇部長の一層のご健勝とご活躍を心よりお祈りしております。
*******
〇〇さん
長い間(〇年間)お世話になりました。
〇〇さんの下で仕事ができたこと、本当に嬉しく思っています。
教えていただいた多くのことを活かし、これからもがんばっていきたいと思います。
これからもお元気でご活躍ください。
ありがとうございました。
同僚・後輩へのメッセージ例
〇〇さん
今まで本当にありがとうございました。
ここまで頑張ってこられたのは〇〇さんのお陰です。
一緒に仕事ができたことを本当に嬉しく思っています。
これからもどうか体に気をつけて頑張ってください。
*******
〇〇さん
今までありがとうございました。
いつも明るくてポジティブな〇〇さんを見て元気とパワーをもらっていました。
これからも体に気をつけて頑張ってくださいね。
*******
〇〇さん
今までありがとうございました。
私がミスした時はフォローしてくれて、悩んだ時は相談に乗ってくれて
本当に心強かったです。
〇〇さんのお陰で今日まで頑張ってこられました。
ありがとうございました。
これからは別々の職場になるけれどお互い頑張りましょう。
〇〇さんの活躍を陰ながら応援しています。
*******
難しく考える必要はありません。
相手に「お世話になりました」と「これからも元気で頑張ってね」という気持ちが伝わればよいのです。
文章を書くのが苦手な人は、100均でも売っているメッセージ入りのシールを使うのもありですよ。
一人ずつ渡す場合のお菓子の相場はいくら?
退職挨拶で配るお菓子の予算の相場は、1人あたり100円~150円前後、全部で3,000円前後が一般的です。
ただ、1人あたり100円~150円前後という予算に合わせようとすると、職場の人数によっては、かなり高額な出費にもなりかねません。
配る人数によって、1人あたりの金額は変えても問題ないので、金額を少し下げて対応しましょう。
ここでお菓子選びのポイントを4つご紹介します。
退職挨拶で配るお菓子を選ぶポイント
- 定番のものを選ぶ
- 個包装のものを選ぶ
- 常温保存ができて日持ちするものを選ぶ
- 必要個数を間違えない
どんなお菓子がいいのか迷うという人は、この4つの条件に当てはまるお菓子を用意してみてくださいね。
退職時のお菓子を渡すタイミングやマナーまとめ
今回は退職時のお菓子を渡すタイミングやマナーについて解説しました。
もう一度、おさらいしておきましょう。
- 退職時のお菓子は最終出社日の夕方(終業時刻)に渡すのが一般的。
- ひとりずつ手渡しするか、共有スペースに置くかは職場環境によって変わる。
- 退職日に会えない人にはメッセージを添えて渡すと喜ばれる。
- 退職時に配るお菓子の予算相場は3,000円前後、1人あたり100円前後から。
- お菓子は定番・個包装・常温保存で日持ちするものがおすすめ。
- 人数よりちょっと多めに用意すると安心。
いざ自分が退職する側になるとお菓子の渡し方などちょっとしたことでも悩んでしまうものですよね。
マナーや形式よりも大切なのはやっぱりハートです。
最後だからこそ心をこめて感謝を伝え、良い印象で去りましょう。
新しい環境でもがんばれるよう陰ながら応援しています!!
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