ICLって強度近視の人にとってはすごく魅力的な手術ですよね。
調べてみるとなんだか良さそうだけれど、本当に安全なの?ICLを受けて後悔した人や、手術に失敗して失明したり、後遺症に苦しんだりしている人はいないの?
高額な手術費用を支払って後悔するなんて、もってのほか!
そんなあなたのために、この体験記ブログでは、網膜剥離で過去に手術を受けている私がICL手術を決断するまでに実際にやったことをお伝えします。ICLで後悔したくない人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
後悔・失敗しないためにしたこと その1:ネットで情報収集をする(ICL手術について/体験記)
2016年12月、ICLという強度近視の人でも受けられる視力矯正手術があることを知った私。ところが周りの人にICLと言っても、誰も知りません。もはや「何それ?」レベル。
そんなときに頼れるのは、インターネットです。
まず私は、毎日毎日ネット検索をし、「ICL手術自体」の情報を集め、それから「ICLを受けた人の体験記」を読みあさりました。
ICL手術を理解する(費用やデメリットなど)
「ICLは目の中にコンタクトレンズのようなものを入れる手術」という漠然とした情報を手に入れた私。まずは、「ICLとはなんぞや?」というところから調べ始めました。
何を調べたか、具体的に挙げてみます。
- ICL(眼内コンタクトレンズ)の特徴は?
- レーシックとの違いは?
- ICLを受けられる人、受けられない人は?
- ICLの手術方法は?痛みは?
- ICLの手術費用は?保険適用?
- ICL手術前の検査とは?
- ICLのレンズ(ホールICL)の種類
- メリットとデメリットとは?
- ICLを受けられる病院は?
- ICLの安全性・危険性
- 老眼が出たらどうなるのか?
上記に挙げたような一般的な情報は、十分インターネットで調べることができます。
ICLの良い点も悪い点も含め、隅々まで調べ上げました。
ICLブログでリアルな体験談を知る(失敗や後悔など)
ICL(眼内コンタクトレンズ)とはどんな手術なのかがわかったところで、次に私がしたことは、体験談をひたすら探して読むことでした。
私がICL手術を受けたのは2017年の4月なので、2016年末頃はICL体験記ブログ自体、ほとんどありませんでした。おそらく出ていた体験記ブログは読破したでしょう(笑)
当時は完全なる検索魔で、毎日のように「調べては読む」を繰り返していました。
ICL体験記はブログがおすすめ!
ICL経験者の生の声を知るには、クリニックの口コミ(体験談)よりも、一般の人が書いているブログの方がおすすめです。
クリニックのホームページに載っている体験談は、「いかにICLが良い手術か」という内容がほとんどという印象でした。
それはそれで貴重な情報なので、「わぁ~いいなぁ~。自分もこうなりたいなぁ」と読むたびに思っていましたが、心配性な私が知りたかったのはもっとネガティブな情報(笑)
例えば、、、
- ICL手術で医療事故は起きていないか
- 失敗した人はいないか
- 後悔している人はいないか
- 後遺症を負ってしまった人はいないか
- レンズの度数がすぐに合わなくなった人はいないか
- 過矯正になってしまった人はいないか
- やり直しになった人はいないか
- レンズを取り出し、元に戻したひとはいないか
- 網膜剥離の手術経験者でICLを受けた人はいるのか
こんな感じのことを毎晩調べていました(笑)
自分の目は替えがききません。デメリットやリスクをきちんと理解した上でICL手術を受けるかどうか決断したい。
それを知るには経験者が書いているブログが有効です。自分の年齢や視力に近い人の体験記が読めるといいですね。
ちなみに私の視力や年齢については、こちらの記事で書いています。
→ ICL手術 網膜剥離歴あり リスク覚悟で受けた30代主婦の体験記ブログ
ICL手術は英語サイトの情報が豊富
ICLは近年じわじわと知名度を上げてきているようですが、日本ではまだまだマイナーですよね。ところが海外ではICLはもっと普及しています。つまり情報が豊富。
英語が得意な人は、英語で検索するとより多くの情報が得られますよ。
失敗・後悔のないICLを受けるためにしたことその2:手術を受けたい理由を考えてみる
ICL手術についての知識が深まったところで、もう一度じっくりと「なぜICL手術を受けたいのか?」を自分なりに考えてみました。
色々と考えてみたけれど、やっぱりICLをやってみたい!
それでもまだネットの情報だけで決断するのは心配でした。
失敗や後悔しないためにしたことその3:ICL手術を受けたい病院で、まずは診察してもらう(健康保険適用)
私は高校生の時に網膜剥離の手術を受けているので、ICLを受けるなら視力矯正手術の専門クリニックではなく、目の病気の手術も行っている眼科で受けようと決めていました。
できることなら自分が網膜剥離の手術をしてもらった病院が安心だと思い、病院のホームページを見ると、ICL手術をやっていることがわかりました。
ICL適応検査は無料でしてもらえるクリニックもありますが、私が行こうと決めた病院は検査費用だけで3万円。そもそも網膜剥離の手術歴がある人ってICL受けられるの?受けられる可能性少ないのに検査で3万円払うのって…
検査を受ける前に、ドクターに相談したい。
でも、ICLの説明会もないし、どうしよう?まずは問い合わせてみようと思い、病院に電話してみました。
ひととおり自分の状況を話すと、病院の担当者からは「まずは保険診療で診察にいらしてみますか?」との嬉しい提案が!
ICL手術は健康保険が使えないため、自由(自費)診療です。保険診療で診察してもらえるなんて、思いもよりませんでした。
これぞまさに私が求めていたもの!担当者の神対応に感謝です。
3万円の検査をするかどうか決める前に、簡易検査を受けることができ、さらに直接ドクターに診察してもらえて、相談もできる。
診察代は3割負担で、たったの2,720円でした!
本来の検査費用の約1/10で、安心が手に入ったのは嬉しかったです。
保険診療も行っている眼科でICL手術を検討している人は、一度病院に電話して確認してみると良いかもしれません。
ICL手術で後悔や失敗を回避するためにしたことその4:セカンドオピニオンを聞きに行く
実際にICL手術を受ける病院、手術してもらうドクターの意見を聞いたところで、スッキリするかと思いきや、まだどこか自分の中でモヤモヤしたものがありました。
そうだ!ICL手術を行っていない町医者(眼科医)の意見も聞いてみよう!
そう思い、定期的に眼底検査(網膜剥離が再発していないか)を受けている近所の眼科に診察に行き、その眼科のドクターのセカンドオピニオンも聞いてみました。最初に行った病院の先生とは違う意見も聞けたので、行ってよかったです。
ICLで失敗や後悔しないためにしたことその5 レーシック経験者の話を聞く・家族に相談する
ICL手術の経験がある人は、そうそう周りにいないと思います。
手術方法は違うけれど、レーシックも同じ視力矯正手術。レーシックを受けたことのある人は、意外と多いのではないでしょうか?あなたの身近にも1人や2人はいるはず。
私の場合は、たまたま夫がレーシック経験者だったので、夫がレーシックを受けたときのことを聞いてみました。
- メガネなしで遠くまで見えたときの感動
- 手術を受けたときの不安
- 手術を受けてから視力の変化(低下していないか)
- レーシックを受けてよかったか?
- デメリットを感じていないか?後悔はないか?
夫の話を聞いて、一段と視力矯正手術への魅力を感じるように。
私が自分で調べた情報、ドクターの意見などもすべて夫に伝え、ICL手術を受けることに対してどう思うか夫の意見も聞いてみました。
また、ICLは自由診療ということもあり、両目で70万円ほどかかります。健康保険の適用外なので、当然のことながら高額医療費支給制度も使えません。
気軽に支払える額ではないため、金銭面で夫への相談も欠かせませんでした。私の場合は、幸いにもレーシック手術の結果に満足している夫から、すんなり同意が得られました。
家族に相談するときは、これまでに得た情報をきちんと説明すると良いと思います。
「ICL手術を受けたい」と相談されても、家族の人にとっては得体の知れない手術。おまけに高いときたら、反対されかねません。じっくり時間をかけてプレゼンしてみましょう。
ICL手術で失敗・後悔しないためにしたこと まとめ
レーシックに比べると、まだまだ症例数も少ないICL(眼内コンタクトレンズ)。
自分が納得した上で、手術を受けるのが一番。じっくり時間をかけて悩むのもアリだと思います。
今回は、ICLを受けると決める前にできることをご紹介しました。
私はこれだけやって、リスクをわかった上で、それでもICLを受けたいと思えたので決断しました。ICL検討中の皆さんの参考になれば幸いです。
こちらの記事も人気です
コメント