甲子園の土はどこの土?実は持って帰れないって本当?持ち帰りの風習の始まりも調査!

甲子園の土はどこの土?実は持って帰れないって本当?持ち帰りの風習の始まりも調査! (1) エンタメ・テレビ
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 今回は甲子園の土はどこの土?実は持って帰れないって本当?持ち帰りの風習の始まりは?などを徹底解説します。

 

試合終了後のテレビの映像で選手たちが甲子園の土を悔しさと共に持って帰る風景をご覧になった方が多いと思います。

そこで疑問が湧き起こります。

  • 甲子園の土はどこの土?
  • そもそも持ち帰りの風習はいつから始まったの?
  • しかし、実は持って帰れないって本当?
  • メルカリで販売しているって本当なの?

そんな疑問に答えていきます。 

どうぞ最後までご覧ください。

 

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甲子園の土はどこの土?どこから運んでくる?

  • 甲子園の土は国内産です。
  • 黒土」と「丘砂」のブレンドでできています。
  • 黒土は岡山、三重、鹿児島、大分、鳥取から。丘砂は京都から甲子園に運びます。

ちなみに補充する土は年間で2トンを超えるそうです。

甲子園の土だけで、どれくらいの費用がかかるのですかね?

個人的には天然芝でいい気がしますが、そこまで土にこだわりがあるのですね!

 

甲子園の土の産地、成分、特徴について

ここでは、甲子園の土に使われている「黒土」と「丘砂」について詳しく見ていきましょう。

 

黒土の特徴

  • 産地は鹿児島県鹿屋の火山灰を始め、岡山県日本原、三重県鈴鹿市、大分県大野郡三重町、鳥取県大山などの土をブレンドしている。(毎年決まっているわけではない。)
  • おもな成分は火山灰と土
  • 特徴は軽くて非常に保水性が高い
  • なぜ、黒土を使用するかというと、白球を見やすくするため

 

丘砂の特徴

  • 産地は京都府城陽
  • 成分は砂
  • 特徴は明るいベージュで水はけが良い
  • なぜ、丘砂を使用するかというと水はけが良いので、大会の長丁場や、さまざまな天候にも耐えうるから

 

 

この2つをブレンドして作られたものが甲子園の土なのです。

配合する比率は季節や天候によって変えているそうです。

基本的には、夏の場合、土と砂の割合が6:4です。

 

春のセンバツは、雨が多いので状況に応じて砂を多めにしています。

甲子園の土って、プレーしやすいようにブレンドされているのですね。

 

白い球が見やすいように黒土を使う。

雨でも水はけが良いように砂を使う。

お見事としか言いようがありませんね!

 

 甲子園の土には研究と改良の歴史があります。

 開場当時グラウンドの土の責任者だった石川真良さんは、各地から土と砂を取り寄せ、何度もブレンドして理想の土を追い求めました。

 

 白球が見やすい黒土を使用し、甲子園高校野球大会の長丁場やさまざまな天候にも耐えうるグラウンド造りをめざしたそうです。

こうして生まれたのが、甲子園の土のベースになっています。

 

石川さんは「甲子園の土の生みの親」と称されています。

そして現在、その志を継いで更なる改良を続けているのは、阪神園芸株式会社のみなさんです。

 

試合中はいつもグラウンドに目を光らせて、甲子園のグランドを見守っています。

甲子園の土には研究と改良に費やした長い歴史も詰まっているのですね。

このようなグランドでプレーできる選手たちがうらやましく思えてきました!

 

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甲子園の土を持って帰るのはなぜ?風習の始まりは?

続いて、甲子園の土を持って帰るようになった風習の始まりについて見ていきたいと思います。

 

甲子園の土を持って帰るのはなぜ?

 理由はたくさんありますが、分かりやすく、多くの高校球児が思っているものを紹介します!

  • 負けた悔しさを忘れないため
  • 甲子園に出場したという記念
  • 一緒に頑張った部員のため
  • 自分たちの後輩のため

負けた悔しさを忘れないために甲子園の土を持ち帰り、練習する。また甲子園の土を見るたびに悔しさを思い出すという理由もありますね!

 

一緒に頑張った部員たちのため、後輩たちのため、支えてくれた家族のためにお土産として持ち帰る理由も多いようです。

なかには、甲子園の土を自分の母校のグランドに蒔くという人も多いとも言われています。

 

甲子園の土を持ち帰る風習の始まり

甲子園の砂を初めて持ち帰ったのは、野球の神様と呼ばれる川上哲治氏という説があります。

川上氏が1937年の第23回の決勝戦で惜しくも優勝を逃した時に、後輩たちには来年優勝してもらいたいという願いを込めて甲子園の土を持ち帰り、母校の熊本工業のグランドに撒いたとされています。

風習の始まりが「野球の神様」と称されている川上哲治さんとは思いもしなかったですよね!

 

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甲子園の土はいつから持ち帰り禁止?その理由は?

日本高校野球連盟が2020年の甲子園高校野球交流試合で、出場選手が試合後にベンチ前などで甲子園の土を集めて持ち帰ることを禁止する方針を明らかにしたそうです。

持ち帰り禁止の理由は、試合後にベンチの消毒作業などを速やかに行うためです。

 

このように表向きの理由はコロナ感染防止のためとなっているようです。

コロナの影響であれもダメ、これもダメと言われる高校生の気持ちも少しは考えていただきたかったですね。。。

 

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メルカリで販売している甲子園の土は本物?

本物かどうかは定かではありませんが、メルカリで販売されていることは事実です。

 

2022年12月現在の価格は、ボトル・瓶入りで600円〜1500円ほど。

甲子園球場の誕生90周年を記念し、2014年に入場者限定で配布された、グラウンドの土を埋め込んだキーホルダーは600円〜5000円ほどで売られてます。

中には9万円の値段がついているキーホルダーもありました!

 

メルカリで出回っているものは過去の大会で採取された土が中心のようです。

1000円で売っていた商品には「当時、甲子園に出場した先輩から頂きました」との注意書きがありました。

 

4500円で買取された土には「2003年に出場した時の本物です」とのコメントが。

こうした商品のボトルや瓶の表面に「甲子園」との書き込みや印字があるものの、中身が本物とは限りませんよね。

 

ボトルの中身の土の色が明らかに違うものがあるので、実は無関係の公園の土だったということも十分ありうるのではいでしょうか。

思い出の品を売るなんて、卒業アルバムを売りに出すのと同じ行為だと私は思うのですが、みなさんはいかがでしょうか?

 

売りに出した人は、甲子園の土は価値があるから、高く売れると考えたかもしれませんが、軽率な行為だと私は思います。

 

次はTwitterでつぶやかれていたみなさんの声を紹介します!

 

甲子園の土に価値があるのではなくて、そこにたどり着く過程に価値があるのだと私は思います。

おそらく、多くの高校球児は甲子園のグランドでプレーしたいと思っているはずです。

自分もいつか甲子園の舞台で戦ってみたい!

 

それを実現し、そして甲子園で敗れ去ったときに思い出として、持って帰りたいと思うのは高校球児たちの本望でなのではないでしょうか。

誰が売りに出したか分かりませんが、思い出の土をメルカリで販売するなんて、許しがたい行動ですよね。

メルカリで手に入れた物には何の価値もないし、そもそもこの甲子園の土のキーホルダーを企画し制作した方、それを全国に送付した方にも疑問が残りますね。

 

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甲子園の土の産地や成分と持って帰れない理由まとめ

甲子園の土はどこの土でどういう成分か、土をなぜ持って帰れなくなったか、持ち帰りの風習は誰が始めたかなどの歴史についてご紹介しました。

また、甲子園の土がメルカリで販売していることについては、さすがにショックを隠せません。

これ以上、大人たちが高校生の青春の思い出を壊さないようにして欲しいと心より願います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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